袈裟丸山は群馬と栃木の境界、皇海山からの長い尾根を描く山々。前袈裟、中袈裟、奥袈裟などのピークがありますが、1等三角点はとりつきやすい前袈裟にあります。 ツツジや紅葉が楽しめて、マイカー登山なら都心から日帰りで十分歩けます。 「1等三角点研究会」春期例会に初参加、念願の袈裟丸山で三角点を拝んできました。
わたらせ渓谷鉄道、小中駅そばの旅館に宿泊。「袈裟丸山は栃木か群馬か」、思い出話などに花が咲きました。ちなみに、「点の記」では所在地は群馬県になっています。
翌朝7時半に車で「弓の手コース」と呼ばれる折場登山口に乗り付け、厚い雲の覆う空を見上げながら出発。
稜線への道はリョウブやコシアブラの新緑、ヤシオツツジのピンクや白。野鳥も多く、ツツドリ、マミジロ、アカハラ、コマドリ、センダイムシクイなどが大競演。
低気圧が通過するとかで、まもなく稜線に出ると西風が強く吹き付けてきました。 しばらく灌木と笹の尾根を歩きます。
振り返ると、どんより高曇りの空に赤城山。新緑の深い谷をはさんで、すぐ左手に目指す前袈裟がそびえ立っています。
賽の河原から前袈裟丸山
途中、賽の河原から少し登ったあたりで二子山へ寄り道しました。
防火帯の切り開きをたどって10分ほどで、三等三角点のある二子山山頂です。山頂からは木の間ごしに皇海山などが望めます。おまけで「主三角点」もあり、なぜか赤く塗られていました。角の丸い、上品な小さい字体で「主三角点」と彫られた三角点は、この付近の夕日岳でも見かけたことがあります。夕日岳では、稜線にいくつか並んでいました。
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二子山から戻り、強風の中を小袈裟丸山へ。小袈裟丸山からは、日光の山々が一望できます。 雲の中から覗く日光白根山はまだ真っ白でした。このあたりから風向きが南に変わり低気圧が通過したようです。(写真は帰路に撮影したのですっかり晴れていますが、まだどんよりしていました)
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なだらかな道から一変して、壁のように立ちはだかる前袈裟の最後の登りをがんばって終えると日が射してきました。
急坂が笹の道になると、皆が憩う山頂の一角はすぐそこです。三角点を囲んで、担ぎ上げたビールで乾杯です。
袈裟丸山三角点(草刈り済)
山頂から奥袈裟方面に少し歩くと西の展望が開けます。
シャクナゲがピンクの花をほころばせている彼方に、別世界のような谷川岳、武尊、至仏の山々。
帰りは来た道を戻るだけです。ビールで半分酔っぱらった足で、すっかり夏らしくなった日差しで生き返ったような景色を堪能しながら下りました。
青春18きっぷのポスターになりそうな小中駅(無人)。あ、JRじゃなかった。