訪問年月日 2001年5月6日
日本一標高の低い三角点として、当ホームページでも大阪の天保山をとりあげています。また、これまでは宮城の日和山が知られて
いました。しかし、いずれも人工的に作られた築山です。今回とりあげる徳島県の弁天山は、沼沢地の小高い丘であったものが周囲の
乾燥化によって埋められ、「山」となったといわれており、自然地形としては日本一低い山だそうです。三角点はありません。
徳島市街から、動物公園に向かう県道(土佐街道というようです)の途中にあります。
由来が記された山麓の看板。1980年まで、山より高い松が根を張っていました。今も根の一部が残っています。
昔は一帯が海だったので海の神様が祀られていたのですが、現在は厳島神社が祀られています。
説明板より・・・ 「日本国内に他に、低い山が二カ所ありますが、江戸時代に人工で造成した山であり、
自然で古来よりある山では弁天山が日本で一番低い山となります。(国土地理院認定)」
宮城の日和山、大阪の天保山は「人工の山で、かつ地形図に載っているなかで」日本一低い山を争っているのでした。