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18きっぷで低山散歩

 暮れから1月半ば、JRの「青春18きっぷ」が使えるようになると、普段は交通費の関係でちょっと行くのを 渋るような、ちっぽけな山に日帰りで行って来ることにしています。日も短い季節ですし、山登りというよりは 山麓の年越し風景を楽しみながらの散歩がメインです。

大蔵経寺山


よく晴れて空気の澄んだ日、前から気になっていた中央線・石和温泉駅前のこんもりした 丘のような山に登ってみることにしました。小さい山ですがちゃんと三角点もあります。以前は山腹に「石和温泉」とか何か 看板がありましたが、現在は崩れて悲惨なコンクリートの壁がささっています。その壁まで林道が通じていて楽に登れます。 私はちょっと違う尾根から登りましたが、一般にはおすすめできないので省略します(道をまちがえたという話もある)。

これが山頂の三角点。エナガやカケスが次々訪れる静かな山頂で、途中2人にしか 会いませんでした。帰りは、途中の標識に従い春日居町へ降りました。植林から雑木林に踏み入ると、落ち葉で靴が埋もれました。 麓の「山梨岡神社」では、伝統の神楽舞をビデオに納めていました。ゆっくりみたかったのですが昼休み中とのことで、誰もいない 神楽の舞台を眺め、雰囲気だけ味わって帰りました。

撮影 1998年12月16日


塩ノ山

 駅からみて気になっていた山シリーズ。塩ノ山は、中央線塩山駅のはずれにぽこっと見える小さな山です。  年末で忙しく疲れもたまっていたので、気晴らしに出かけました。南アルプス方面はもやけていましたが、 奥秩父や乾徳山がよく見えました。山頂まで公園で遊歩道が続き、お正月飾りにマツやヒノキの枝をひろいに 来た町の人とおしゃべりしたりでのんびりできました。

山頂のはずれに傾くようにおかれた4等三角点。もやでなければ、南アルプスや富士山が 手に取るように見えます。

北側はよく晴れていて、このとおり帯那山や水が森方面の山がよく見えました。

撮影 1998年12月30日


塩崎村

 中央本線・新府駅から、八ヶ岳と甲斐駒・鳳凰山に囲まれた楽しい半日ハイキングです。  5万分の1御岳昇仙峡が唯一の手持ちの資料でしたので、なかなか近くまで来ているはずなのに 見あたりません。付近は公園が造成されて雰囲気が変わっています。
公園の周辺の雑木林を歩き回ること1時間。  なんとか地図上の等高線を頼りに位置を絞り込み、思い切ってカラスにエサをやっている人に聞いてみました。 すると「ああ、すぐそこだよ。ついてきなよ」  と、思わぬ展開。案内していただくと、そこはさっき何度も通った林の中。ありました、逆光でまぶしいですが、 やぶの中に天測点が建っていました。工事現場の近くで、他の土管などに気を取られて見落としていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに薄い踏み跡を50mも入ると、まぎれもない一等三角点がありました、おじさんありがとう。

 おじさんは、すぐそばでハーブ園をやっています。時々、各地から三角点を訪ねてくる人に尋ねられることが あるそうです。先日も6名ほどの年輩のグループが訪ねていたとのことでした。暖かいハーブ園の建物で、 ラベンダーの香りをたのしみながらしばらくお話しました。

 

 

 

 一等三角点・塩崎村付近からの展望は雄大そのものです。ざっと見渡しても甲斐駒、赤岳、国師ケ岳、御坂黒岳、 櫛形山と、一等三角点峰やその近くの山がいくつも連なっています。もちろん富士山もそびえています。仕事とはいえ ここを選点した昔の測量担当官は、山の眺めにわくわくしただろうかなどと、ちょっぴり想像しながら帰り道につきました。

 

 その後通りかかった際、塩崎村の地先に巨大公園ができていました。すっかり雰囲気が変わってしまっています。三角点はどうなっているのでしょう。(2003年記)

撮影 1999年1月17日