2003.4.26
明治初期に使用された「几(不)号水準点」を探して、地下鉄東西線沿線を海から山の手へ、各駅停車の旅。
茅場町駅・日比谷線八丁堀駅下車 霊岸島水位観測所の説明
昔の佃島界隈。明治時代はここ霊岸島を起点に亀島橋、永代橋にも几号水準点がありました。
今は見る影もありません。霊岸島には、記念のモニュメントが設置されています。
茅場町駅へ向かう途中、霊岸島交差点を通りかかるとビルに「霊厳嶋」の名が刻まれていました。
木場駅下車
駅の南側、徒歩五分くらいです。近所の方がお掃除をしていました。
おみくじを買ったら、裏面が英文。Good Fortuneでした。今日は幸先いいかも。几号は今にも倒れそうな「津波警告の碑」裏側、根もとに刻まれています。
日本橋駅下車
通りかかった日本橋で、道路元標に立ち寄りました。橋の北西側に、日本国と東京市の復元があります。
几号は、洲崎神社やここのように既設の標石に刻まれていましたので、世が世なら里程標に刻まれた几号というのもあったかも・・・
写真を失敗してしまった・・・ 全面を覆っている金網が写り込んでしまいました。
九段下駅下車(半蔵門線)
北の丸公園入口。「不」の字が欠けてしまっています。
九段下駅下車(半蔵門線)
田安門をでて靖国通りを渡ります。灯籠がたくさんありますが、金属製はここだけ、神社の本殿に近い灯籠です。
竹橋駅下車
地下鉄で一駅、または北の丸公園を歩いて竹橋へ。四月なのに三〇度近い暑さで、迷わず地下鉄で来ました。
毎日新聞社を背にして内堀通りを皇居側に渡ると竹橋門跡に出ます。几号はちょっとわかりにくい。夏は蚊が多そうです。
神楽坂駅下車
駅を降りて北側、赤城神社にもあったらしいですが見あたりません。社務所の方に伺ったところ、震災と戦災で建物のほとんどを再建したので残っていないのではないかということです。
欅並木のすばらしい赤城神社でしばし涼をとった後(四月です)、神楽坂を下って善国寺へ。
幼い頃、かすかな記憶があります。変わらないのはこの「河合陶器店」と隣の漆器屋くらいで、軒を連ねていた店のほとんどがビルになっていました。
善国寺も新築されましたが、昔と変わらず子供たちがこの狛犬?によじ登って遊んでいました。藤の花がみごとでした。クマンバチ注意。
小石川界隈、さらに皇居をめぐるなどまだまだ几号の旅は続けられますが、「営団地下鉄一日乗車券」の元もとったことだし、今日はこのへんで。